THEY ARE STILL LIVING BREATH AND THROB. NOBODY KNOWS MEANINGS OF OWN LIFE, BUT MUST KEEP LOOKING FOR WHAT THEY ARE. ALL THESE ARE JUST PICS AND WORD. MOST OF JAPANESE, BUT TRY TO WRITE DOWN ENGLISH.

日曜日, 4月 09, 2006

視線の涙腺

 Posted by Picasa



今は違いますが、
かつては中古カメラを集めることに
こっていました。
ROOLEI35、ROLLEI FLEX、
NIKON F2、高価なものは
買えなかったのですが、
手の届きそうなもので
なんとか買って、カメラをなでたり
ながめたり、カメラフェチで
あったことがあります。



時は自分の暗室を持っていて
モノクロ写真を趣味(?!)にしていました。



ROLLEI35は小型35MMの小型カメラです。
静岡の駅から歩いて10分くらいの
ところにある写真館で売っていました。
ZWEISSの40MMのSONARがついており
かわいいやつです。
中をあけて見るとまだフィルムが入っていました。
KODAK社のTRIXでした。



他人の撮ったフィルムを観るのは
どのような気分でしょうか?
正直いうと後ろめたい…
なにか覗いているようでしょう。
現実にはわからないけれど、
恥ずかしい写真があったらどうしよう?
その所有者の家族がいたら
どう思えばいいのか?
妄想と困惑のもとD76(現像液)で
現像することにしました。



想像以上にはっきりとフィルムには
映像が浮かび上がりました。
もちろんネガなので白と黒が逆転
していますが像はうかんできました。
フィルムに写っていたのはおそらく
人のようです。
早速コンタクトに写しました。



はじめは目を疑いました。
私の妹そっくりな女性が公園で無邪気に
遊んでいたり、寝転んでいる
姿が36枚ならんでいました。
とてもそっくりです。
ピントがそれほど合っていないので
確信を持つほどではありませんでした。



私には妹がいました。
6年前から音信普通
となっていました。いわゆる行方不明です。
問題もあったとは思いますが。
詳しい理由まではここで述べません。
ただその妹がフィルムに
よみがえったというのは
あまりに呆然としました。
そのコンタクトシートを1時間
はながめていたと思います。



自分でもこれまで
観たことないような
幸せそうな表情でした。

実のところこのことはまだ
父や母に話していません。
どういえばいいのかわからないのです。



出会い、再会、別れ、すれ違い。
僕らのかかわりにどれだけ
自信があるのかはっきりしません。
たまたまスナップショットに
「あれ」と思うような人が写ることもあります。
でも明らかに過ぎ去った時間を
偶然にフィルムのうえにのこっていた
のだけでしょう。



そのことをとTという
バックパッカーやっていた
今は空手家の師範代をしている友達にいいました。
「そんなもんやろ」
   ・
   ・
   ・
   ・
「そんなもんやろ」




そうかもしれません。
きっと、その通りなのでしょう。