19歳エッジ
19歳の始まりのことである。
あと365日で僕は法律的に
大人になること意識する。
法的な責任と、ほどほどの自由っぽさ。
その晩はこの年開幕したプロサッカーを
見にいった。
まだまだ黄色い芝生と土があるような
フィールドだけれども
プロサッカーという形だけでも
感動的なできごとだった。
その試合を見ているうちに気がついた。
某チームのGKが小学生の時の
一緒にサッカーをした仲間、チームメイトではないか。
パンフレットをみると名前や経歴はまったくその
人ではないが、
目の鋭さ、眉の濃さ、唇の厚さ
寸分たがわぬ、彼そのものであり、
僕の方を時折振り向きアイサインを送っているようである。
(久しぶりだな)
ルーキーの彼がこのさきどのように生きていくのか
そこまで想像できない。
自分のことで手一杯なのに。
それでも追ってみよう、大人になる彼の生き様を
苦いビールを飲み干した。
適度な自由を感じるたい、感じながら、もう
一杯ビールを注文した。
今、思い出した。立派かどうかわからないが年齢だけは
29歳である。
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