土曜日, 4月 29, 2006
金曜日, 4月 28, 2006
木曜日, 4月 27, 2006
日曜日, 4月 23, 2006
Edge of Meditation
結果として彼らは離婚をした。
結果としてと前置くのはそれが結果であって
その過程に見当たりそうな兆候はまるで感じられなかったから
である。
AさんとBさん(本当にA・Bなんです)は大学のゼミで
知り合い3年の交際を(その中で3回の大喧嘩も)して結婚をし、
そして3年後の3月3日に離婚届けをだした。
結婚した日も3月3日、ちようど3月3日である。
3ならびになったのは偶然で、互いに特別
こだわっていないというが
3という数に縛られ、3という数に開放されたのだと
彼はビールを飲み干すと語り始めた。
その日もいつもどおりに
僕も彼女も仕事から帰り、
僕らは中華料理を食べにいった。
メニューを見ながら互いに、
何にしようか・・・いつものように・・・
考えた。意識はしていた時もあるし、
そうでない時もあるが、決して
同じものをオーダーしない。
彼らにとって
それが暗黙の了解であり、無言のルールである。
なぜか・・・その日は同時に注文しよう
(それも3月2日に)
ということになった。
「広東メンと小籠包」彼女の選択は
彼の気持ちとまったく同じであった。
広東メンと小籠包を彼と彼女は
無言のまま食べた。
決して不快な気分はないが、
彼らにとって一緒に居る意味ってなんだろうと
”漠然”と考えた。AもBも。
自宅のアパートに帰ってから
互いに瞑想した。
翌日籍をBから話そうかと提案し、Aは
「そうだね」と同意した。
広東メンと小籠包。突然であったが
Bからその話をきき
妙に納得した。
さてどこに納得したか。
ご存知でしょう。
ここまで聞けば・・・
僕はまだ独身。いつまで独身なのだろう。
火曜日, 4月 18, 2006
土曜日, 4月 15, 2006
19歳エッジ
19歳の始まりのことである。
あと365日で僕は法律的に
大人になること意識する。
法的な責任と、ほどほどの自由っぽさ。
その晩はこの年開幕したプロサッカーを
見にいった。
まだまだ黄色い芝生と土があるような
フィールドだけれども
プロサッカーという形だけでも
感動的なできごとだった。
その試合を見ているうちに気がついた。
某チームのGKが小学生の時の
一緒にサッカーをした仲間、チームメイトではないか。
パンフレットをみると名前や経歴はまったくその
人ではないが、
目の鋭さ、眉の濃さ、唇の厚さ
寸分たがわぬ、彼そのものであり、
僕の方を時折振り向きアイサインを送っているようである。
(久しぶりだな)
ルーキーの彼がこのさきどのように生きていくのか
そこまで想像できない。
自分のことで手一杯なのに。
それでも追ってみよう、大人になる彼の生き様を
苦いビールを飲み干した。
適度な自由を感じるたい、感じながら、もう
一杯ビールを注文した。
今、思い出した。立派かどうかわからないが年齢だけは
29歳である。